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オーマイゴッド! パート1

 

久しぶりに本を整理し、馴染みの古本屋に連絡したら、「今は本がタブついてて引き取れない」とのこと。やむなく隣町の“ブックオフ”に電話したら、やっぱり同じお答え。両店とも、いつもは二つ返事で来てくれたのに。つまり、コロナ自粛やリモート勤務で在宅が多くなった人達が、書棚を整理し古書店に持ち込んで、供給過多になったわけ。これっていつまで続くのか。行き場を失って廊下で埃かぶってる本、捨てられません。どうすればいいのでしょう?

 

悲鳴を上げてるのは、クリーニング屋さんも同じ。週二日回って来るのが、週一回となり、割引きもなくなった上、集金の手間を省くため銀行振込みにしてほしいと言う。コロナで勤務形態が変わったサラリーマンが、スーツやワイシャツを着用しなくなって、洗濯に出さなくなったそう。そういえば私も、ドレスアップしてのお出かけが激減し、クリーニングに出す回数が減っています。

またマスク着用の徹底化で口紅が減らない。春向きの色を買う気にならないのも、化粧品会社に打撃を与えているのでしょうね。


 

ところが壊れて久しい一コピー機を買うため、電器店に足を運んだら、「売り切れです」と。それも“半年待ち”というから、どうしてェと驚きました。いえ、問うまでもない。今まで壊れたまま放置していた私みたい人が、暇ができて一斉に注文したわけです。

そんな勝ち組のトップは、何といっても惣菜系のお店でしょう。

 たまに買う駅ビル内のスーパーの惣菜売場は、去年まで、会社帰りのサラリーマンや共働き女性が便利してたけど、今は買い物の主婦が多く、夕方には売り切れ続出。無理もない。これまで何かと留守がちだった夫が、急に、毎日、家にいるのだから。主婦の仕事が増え、パニクってる人、多いです。手作りを心がけてきた私も、今は出来合いの惣菜や、冷凍品、テイクアウトに頼りまくってます。

 

思えばコロナのパンデミックが喧伝され、生活が変わり始めたのは、去年の今ごろ。以来どんどん、内向きになってきたんですね。 これはいつまで続くのか。ワクチンが行き渡れば、全てが元に戻るとも思えない。良きにつけ悪しきにつけ“新時代”でしょうか。

 

ところで話変わって、今の私が困っているのは、ガタがきたまま何となく使ってきた電気製品の取り替えです。今年に入っていよいよ切羽詰まり、ビルトインタイプのオーブンレンジを新しくし、懸案のぼろカーテンをつけ替えたら、あっさり五十万超え! さらに洗濯機も変な音を立ててるし、エアコン二台を夏前に何とかしないと。また点検に来た東京ガスの人の話では、給湯器もそろそろ寿命で、変えれば四十万円弱かかるんだって。オーマイゴッド!

 

そんなのコロナのせいじゃない、少しずつケアしてたらこうも逆襲されないはず。とも思うけど、やっぱり誰も(少なくとも私は)やはりコロナ放射線を浴び、どこか少し変になってる気がしてなりません。

 『柳橋ものがたり』6巻が出ました。どうぞよろしく!