箱館奉行所始末シリーズ(全5巻)好評発売中

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異人館の犯罪 

箱館奉行所始末1

 

洋学者武田斐三郎による7年の歳月をかけた日本初の洋式城塞五稜郭に箱館奉行所はある。元治元年(1864)支倉幸四郎は支配調役として、幕府の逸材と評価の高い奉行小出大和守秀実の配下で激務をこなすことになった。箱館の街は江戸と違い異国人に溢れ、教会やホテルが建つ、悪の街でもあった……。

★二見時代小説文庫/2013年12月25日発行 700円(税込) 

小出大和守の秘命

箱館奉行所始末2

 

慶応3年1月8日未明。7年の歳月をかけた日本初の洋式城塞五稜郭。その庫が炎上した。一体、誰が? 何の目的で? 欧米列強に囲繞され苦悩する幕府は、北方防備強化のため、逸材と評価の高い小出大和守を先に派遣していた。放火の真の狙いは? 押し寄せて騒動を起こすアイヌの人々の背景に何があるのか? 調役支倉の探索の目は。 

★二見時代小説文庫/2014年4月25日発行 700円(税込) 

密命狩り 

箱館奉行所始末3

 

それは驚愕の情報だった。"ロシアが樺太アイヌと蝦夷アイヌを結託させ、北の地に戦乱を起こそうとしている"というのだ。小出奉行は調方支倉幸四郎を呼び、"首謀者の生死は問わぬ。直ちに阻止せよ"と厳命した。探索から現地首謀者は松前の北方に屹立する大千軒岳に潜伏しているとの急報が……。著者渾身の北方のレクイエム!  

★二見時代小説文庫/2014年11月25日発行 700円(税込

幕命奉らず 

箱館奉行所始末4

 

慶応2年(1866)3月。江戸城最奥の御用部屋は、張りつめた空気に支配されていた。その緊張と静寂は、老中首座の水野忠清の"ネズミ共め"という怒りの声によって破られた。"水戸天狗党の生き残りで参謀役の神尾新之介が、爆裂弾を用い、箱館の町と五稜郭を焼き亡ぼすため蝦夷地へ潜入した"という報告を、南北両奉行から受けたからであったが……。 

★二見時代小説文庫/2015年8月25日発行 700円(税込) 

海峡炎ゆ 

箱館奉行所始末5

 

歴史は終わり、新しい時代が始まりつつあった。旧幕の逸材・榎本武揚の軍は、箱館五稜郭に入り、薩長を中心とした新政府軍は、旧権力を一掃すべく鉄壁の包囲網を敷いた。陸戦の初戦は、土方歳三の見事な采配で、敵を敗走させたが……。知っているようで知らない"北の戦争"をスケール豊かに描く完結編!  

★二見時代小説文庫/2016年6月25日発行 700円(税込