森真沙子作 短編「人形忌」が収録されています

 

桜 ─文豪怪談ライバルズ!

東雅夫編

 儚くも圧倒的な美によって、我々の目を奪う「桜」という花――。古より繰り返し描かれ、求められてきた主題の魅力が尽きることはない。妖しく咲き乱れる名華を厳選した怪談傑作集。

泉鏡花『桜心中』、梶井基次郎『桜の樹の下には』、萩原朔太郎『憂鬱なる花見』…などの傑作と共に、森真沙子著『人形忌』を収録。幻想文学読者に評価の高い『東京怪奇地図』に収められた一遍で、舞台女優の死の謎と鶴屋南北墓碑にまつわる因縁を綴り読み応えがある。

本作に登場する本所深川・小名木川の桜並木は、『柳橋ものがたり⑦春告げ鳥』の舞台でもある。

ぜひご購読ください。下記ちくま文庫のサイトから直接購入できます。

 ★ちくま文庫 2022年1月6日発売 1,210円(税込)



★森真沙子作 短編「猫と同じ色の闇」収録 

 

  

猫の文学館Ⅱ

この世界の境界を超える猫

和田博文編

 

日本の小説、詩、エッセイからえりすぐった猫好きによる、猫好きのためのアンソロジー。宮沢賢治、佐藤春夫、吉行淳之介、星新一、筒井康隆らと共に森真沙子さんの短編「猫と同じ色の闇」が収録されています。全35編。

 ★ちくま文庫 2017年6月6日発行 907円(税込)