エッセイ · 2020/07/20
コロナ疑惑といえば、前回書いたように、雑司ヶ谷での会食に出席した私。実はその後、びくびくものでした。店は地下にあるのに、換気や飛沫防止の準備も見当たらず、あまりに“いつも通り”だった。おまけに私は喉が弱く、時々わけもなく喉が痛んだり、咳が止まらなくなったりするので、その度にいよいよ来たか-----と。 でも14日間の“喪”がぶじ明けると、また性懲りもなく東京へ。 最新の『柳橋ものがたり5巻』で、柳島妙見堂辺りの風景を描くにあたり、参考までに見た広重の浮世絵『柳しま』が、あまりに美しくて! 久々の青空に誘われ、行ってみたくなったのです。

エッセイ · 2020/07/02
その日がついにやって来ました。 6月26日の東京は朝から晴天、最高気温32度の暑さ。でも、河出書房新社から出た『赤江瀑の世界』のごく内輪の出版祝いとあって、4か月に及ぶ自粛を解除して、雑司ヶ谷へと駆けつけたのです。

エッセイ · 2020/06/17
『柳橋ものがたり5』に掛かりきりで、ブログ書く余裕がなくて。といえばカッコいいみたいだけど、「あれはどの史料に書かれてたっけ」「あれは確かこの書物に-----」と、探し物探し読みに多くの時間を取られる日々でした。 やっと昨日入稿してやれやれと思ったら、早めに入稿した最初の部分のゲラが、今朝一番でどさり。もう、がっくりです。 原稿を手放した昨夜、見たかった深夜番組を見てうとうとしてたら、「あの人達(登場人物)今ごろどうしてるかしら」と夢の中で追っている自分がいました。

エッセイ · 2020/05/03
皆様、いかがお過ごしですか? 今日は「八十八夜」。立春から八十八日たったのです。コロナがいよいよ騒がれ始めたのも、立春(二月四日)のころでしたね。 あの時は、まさか八十八日たってもまだ終息しない、などとは思いもよらず。でも電車での外出は控え、映画館も美術館もレストランも呑み屋も行かず、静かに暮らした八十八日。長かった! そんな中、コロナ対策班を率いる押谷仁教授、西浦博教授たちの、未知のウイルスに立ち向かうドキュメントを、T Vで見られた(ほのは幸いでした。その健闘ぶりには頭が下がりました。 でも話は飛んで、江戸時代、コレラと闘う蘭方医の存在や実情など、当時の人々には、想像もつかなかなかったでしょう。幕末史を見てると、三日で死ぬといわれるコレラ大流行に、神仏や除災儀礼にすがるしかなかった庶民の狂乱の姿がある。-----と同時に、命がけで悪疫に立ち向かった医師もいた、ということが分かります。

エッセイ · 2020/04/04
今日は風の強い日。この風で桜はあらかた散るでしょう。 ああ、今年はお花見もしなかった。春は来ても、われら“コロナ自粛の民”には訪れぬまま通り過ぎて行く-----とベランダから外を眺めて考えていて、ふと思い出したことがあります。西南戦争を戦った武将が、そんな感じを詠んだ有名な漢詩があったっけ----。

エッセイ · 2020/03/15
桜の便りもチラホラ聞こえる昨今、皆さん、お元気ですか? 今年の三月は何と、スケジュール表が、真っ白! 去年の今ごろは花粉症に悩みつつも、東北へ旅行したり、お芝居に行ったり、関西旅行の準備をしたりで、けっこう忙しかったんだけど。 すべてが中止or延期で、急に行く所が無くなっちゃったけど、止むを得ません。大した用もない者がふらふら出歩いて感染(あく)を為すことは、自粛した方がいい。

エッセイ · 2020/02/14
2月7日、東京八重洲の居酒屋で「佐伯俊男を偲ぶ会」。 金曜夕方のせいか、東京駅近くの呑み屋街は、驚くほど沢山の人でごった返し----。呼び込みの若衆が声を張り上げ、「どうッすか、お一人、二千円ポッキリ!」。コロナウイルスなんてどこ吹く風? “地獄絵師”と呼ばれ、アングラ文化全盛の‘70年代に登場し、アングラを突き抜けて、国際的な地平を歩みつつあった佐伯さん。 昨年11月21日、突然この世を去ったのです。三年前の消化器系の癌手術は成功し、「八十は超えられるかな」と言ってたのに、享年74とは。報せを聞いたのは、その翌日の氷雨のそぼ降る寒い午前。 すぐに支度して、横浜駅の長距離バス発着所に駆けつけ、千葉の山奥まで延々1時間半。対面した佐伯さんは眠っているようでした。

エッセイ · 2020/01/31
新型コロナウイルスの威力、凄いですねえ。先日、銀座三越前で人を待っていると、通りかかる人、皆、マスクマスクマスク-----。 その後、近くの喫茶店でお茶をしてたら、やはりマスクの中国人一家が喋りながら賑やかに入って来て、すぐ隣の席に-----。気がつけば店の人たちも、女主人以外は、皆マスクなのでした。

2020/01/19
いやはや、正月は六日まで仕事があり、大掃除抜き、おせちは手抜き、肩こり疲れ目でさんざんの、きつーい年末年始でした。 そして年末には、親しい友人が二人も相次いで亡くなったのです。それでなくても数少ないボーイフレンドが、二人も(!)。

2019/12/30
いつ入手したか、その存在さえ忘れていたドンペリが、自宅で眠っているのを発見!、なんて事があるんですね。 大掃除で、本棚下のワイン置き場を整理していたら-----いえ、整理するほどワインはないけど、もう呑まなくなったウイスキーの箱が多少あって----。それに並んで、正体不明の箱が押し込まれているのを見つけ、不審に思い、引っ張り出したわけです。

さらに表示する