時雨橋あじさい亭シリーズ 既刊3巻 好評発売中

 

幕末を駆け抜けた鬼鉄こと山岡鉄太郎(鉄舟)。幕府講武所の剣術世話役を務めた剣豪の疾風怒濤の青春と、江戸城無血開城の舞台裏を描く。

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千葉道場の鬼鉄 

時雨橋あじさい亭1

 

江戸の片隅で煮売屋あじさい亭を手伝う14歳のお菜にも、この江戸がいま揺らいでいるのが分かる。あじさい亭によく飲みにくる山岡鉄太郎おじさんは6尺2寸の大男で幕府講武所の剣術世話役。おじさんに会いにくる清河八郎という人は、なぜか血の匂いのする危険な感じで、こんど京へ一緒に行くらしい。二人とも無事に帰ってきてほしいのだが……。

 ★二見時代小説文庫/2016年12月25日発行 700円(税込)

 

花と乱 

時雨橋あじさい亭2

 

父は浅草の御蔵奉行をつとめた6百石の旗本小野朝右衛門、小野派一刀流の宗家でもあった。その4男の鉄太郎は少年期、剣に天賦の才をみせ、江戸では北辰一刀流の千葉道場に通い、激烈な剣術修行に明け暮れた。父の病死後、二十歳で格下の百俵二人扶持の山岡家に婿入りし小野姓を捨てた。幕府講武所の世話役をつとめて4年目の万延元年3月3日、桜田門外で……。

 ★二見時代小説文庫/2017年4月25日発行 700円(税込) 

朝敵まかり通る 

時雨橋あじさい亭3

 

江戸を無傷で帝にお返ししたい。軍馬嘶く敵陣を突破し駿府の東征軍本営の西郷隆盛参謀に、余の意を届けてほしい―ー。慶応4年3月1日、最後の将軍徳川慶喜(32歳)は、山岡鉄太郎(33歳)に命じた。江戸城総攻撃の前夜である。鉄太郎はまず軍事総裁勝海舟に、処刑寸前の薩摩藩士釈放から始まる起死回生の秘策達成への熱い想いを語ると……。

★二見時代小説文庫/2017年9月25日発行 700円(税込)