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8月中旬に新刊『柳橋ものがたり』発売予定


 

 待ちに待った森真沙子さんの新刊が8月中旬に発売されます。
新シリーズのタイトルは『柳橋ものがたり』。江戸中期、幕府による取締りで深川から一部の芸妓が隅田川沿いに移住したのが、柳橋花街の始まりとされます。やがて、地元に贔屓され新橋と並び、「柳新二橋」と称されたといいます。
 『柳橋ものがたり』の主人公は、ミステリアスな過去を抱えて“就活”し、神田川河口の船宿の女中になった綾、二十八歳。「家政婦は見た」ではないけれど、さまざまなことを目撃し-----。

 そうそう、柳橋を愛したお客には、幕臣はじめ土佐の山内容堂など大名も多く、明治に入れば伊藤博文や山形有朋など元勲も顔を揃えます。かれらは実際に熱いラブストーリーを繰り広げたようで、そんな実話も織り交ぜて描く、欲望と哀感の柳橋__。ぜひご購読ください。